Gala Gamesとは?始め方、遊び方、特徴、将来性、初期費用から稼ぎ方まで解説!

投稿日:2023年3月9日 | 最終更新日:2023年5月29日

概要

 

画像引用元:Play Mobile Games Now for Future Gala Games Rewards

 

『Gala Games』は、複数のブロックチェーンゲームからなる経済圏の構築を目指したプロジェクトです。GALAという独自通貨を発行しており、GALAをそれぞれのブロックチェーンゲームの独自通貨と交換することができます。

 

『Gala Games』では、2023年3月時点で、開発中のものも含めて15タイトルのブロックチェーンゲームが発表されており、月間ユーザーは130万に達しています。

 

設計

『Gala Games』のゲームやトークンの設計を解説していきます。

 

ゲームの遊び方

『Gala Games』で提供されているゲームは、PC、スマートフォンからインターネットブラウザを使用してプレイすることができます。ゲームによって、無料で始められるものと、最初のNFTを購入して始めるものがあるようです。

 

詳細なゲームの遊び方については、コチラの記事で解説しております。

 

採用しているブロックチェーン

『Gala Games』の独自通貨GALAや、各ゲームのゲーム内通貨は、イーサリアムチェーンを採用しています。

 

イーサリアムチェーンを採用している理由としては、イーサリアムチェーンの規格は多くのウォレットや取引所で対応されており、独自通貨を広く流通させるために円滑な取引を実現できる点が挙げられます。

 

また、『Gala Games』では、独自の分散型ネットワークも存在します。そして、分散型ネットワークを構成するノードを募集しており、誰でもコンピューターのリソースを提供することでGALAや限定のNFTなどの報酬を得ることができます。

 

独自の分散型ネットワークの運営と、ノードを募集している狙いとして、『Gala Games』というプラットフォームをよりオープンなプラットフォームにし、より自立分散的な運用を実現する構想があると考えられます。

 

※ノード:ブロックチェーンに参加し、一部のデータを保存するコンピューター。

 

画像引用元:Gala Node Ecosystem

 

GALAトークン、各ゲーム内通貨とNFT

『Gala Games』では、独自通貨として発行しているGALAに加えて、各ブロックチェーンゲーム内に通貨が存在するようです。GALAは『Gala Games』独自の分散型ネットワークを構成するノードに対して、その対価として発行される通貨となっています。また、『Gala Games』プラットフォーム内のゲームでは、ゲーム内の報酬として独自通貨が発行されているようです。

 

また、各ゲームのアイテムはNFTとして、『Gala Games』公式サイト内のマーケットプレイスで売買できる他、OpesSeaでも取引することができます。

 

画像引用元:https://app.gala.games/store?selectedCurrency=all

 

トークンエコノミクス

『Gala Games』では独自の分散型ネットワークを構築しており、そのノードに対して独自通貨が発行されるという仕組みが特徴です。

 

また、各ゲーム内通貨を、他のゲームのNFTの購入や他の仮想通貨に変える際には、一度GALAに交換しなければいけません。これにより、GALAの需要が生み出されています。

 

トークンエコノミクスの設計や他ブロックチェーンゲームとの比較を知りたい場合は、コチラの記事をご覧ください。

 

コミュニティの運営方法

『Gala Games』のコミュニティはDiscord上で運営されています。

 

Discordサーバーの参加者は2023年2月時点で16万人を超えており、世界中のユーザーが参加しています。また、公式Twitterもフォロワー約42万人と非常に大規模なコミュニティが形成されています。その他にも『Gala Games』はFacebook、YouTube、Instagramなどを利用してます。

 

さらに、『Gala Games』ではGala Gold Membershipを提供しており、購入者はNFTの配布やDiscordのステータス、ゲームのEarly Access権などの特典が付与されます。ユーザーに『Gala Games』プラットフォームを継続的に使用して貰うための施策といえるでしょう。

 

画像引用元:Gala Gold Membership

 

運営体制

開発・運営チーム

公式サイト内で公表されているメンバーは、Gala Games CEOのエリック・シャーマイヤー(Eric Schiermeyer)氏です。彼は、米国のソーシャルゲーム開発会社である Zynga Game Network, Incの共同設立者でもあります。

 

また、公式サイトではパートナー企業として、Flare NetworkやPolygonなどの企業が紹介されています。

 

画像引用元:About Gala Games

 

運営期間

2020年7月から、公式Twitterでの発信や広報活動を開始しており、2023年3月時点で運営期間は2年8ヶ月となっています。

 

1年3ヶ月の情報発信、コミュニティ形成の後、『Gala Games』の最初のゲームであるTown Starは2021年10月にEarly accessによる先行プレイが開始されました。

 

それまでの1年3ヶ月の間に実施された施策の詳細(時系列での流れや効果の分析)に関しては、コチラの記事を参照していただければ幸いです。

 

マネタイズ

『Gala Games』におけるマネタイズは、Gala Gold Membershipの売上と、ノードへの参加費用、ブロックチェーンゲームの開発キットの提供です。

 

ブロックチェーンゲームの開発キットの提供

ここでは、ブロックチェーンゲームの開発キットの提供について解説します。

 

『Gala Games』のプラットフォームにゲームを公開したいゲームの開発会社に対して、『Gala Games』は、標準化されたGala Gamesのプロトコルとツールキットを提供し、ブロックチェーンゲームの開発をサポートします。

 

このサービスは、『Gala Games』のマネタイズの柱になっていくだろうと考えられます。

 

 

将来性

『Gala Games』は今後盛り上がっていく可能性があると考えます。

 

GALAの需要は、プラットフォーム内に新たなタイトルが増えていくのに伴って高まっていきます。ブロックチェーンゲームの開発のツールキットを提供し、より簡単にブロックチェーンゲームへ参入できる環境を整える事ができれば、多くの参入企業を獲得することができるでしょう。

 

さらに、GALAの需要が高まり、価格が上がればユーザーがゲームをプレイするモチベーションを高める効果が期待できます。ユーザーと参入企業の双方にメリットを提供することで、プラットフォームは大きく成長する可能性があると考えられます。

 

しかし、懸念点としてGALAの発行量に上限がある点が挙げられます。これは、他のブロックチェーンにも当てはまることですが、トークンの価値を担保するために総発行量を設定するのが一般的です。そのため、ノードを運営することによって獲得することができるGALAは徐々に少なくなっていきます。ノードによって成り立っているネットワークをどの様に維持していくのかが課題になると考えられます。

この記事を書いた人

EY Strategy and Consulting入社後、グローバル案件を担当する。YouTuberのコスメディレクターや広告運用を経験後、Web3領域でゼロスリー(株)を創業。ソフトバンクアカデミア14期生。

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