元素騎士オンラインとは?始め方、遊び方、特徴、将来性、初期費用から稼ぎ方まで解説!

投稿日:2023年3月9日 | 最終更新日:2023年5月29日

概要

画像引用元:元素騎士Online – Metaverse × NFT Project

 

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』は、人気3DMMORPGゲーム『エレメンタルナイツオンライン』にメタバースやNFTといった要素を組み込んだブロックチェーンゲームです。

 

同ゲームの中国語版は「2012年 台湾Game Star Award」金賞を受賞をしたこともあり、もともと人気の高いゲームとなっています。

 

メタバースの世界で冒険に出かけ、ダンジョンなどで手に入れた素材を使って、装備や衣装を創作できます。また、ダンジョンで集めた素材や創作した装備などをNFTとして販売することもできます。シナリオを通して冒険を楽しんだり、世界中のプレイヤ―と交流したり、レア装備を集めたり、様々な装備でオシャレをしたりと多くの楽しみ方があります。

 

設計

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』のゲームやトークンの設計を解説していきます。

 

ゲームの始め方

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』は現在、PC版、Android版、iOS版が提供されており、無料でプレイを始めることができます。(ゲームへのリンク)

 

また同一アカウントでログインすることで、PCとモバイル端末の複数端末でのプレイも可能です。

 

詳細なゲームの遊び方については、コチラの記事で解説しております。

 

採用しているブロックチェーン

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』ではPolygonチェーンを採用しています。

 

Polygonチェーンは他のブロックチェーンと比べて、取引にかかる時間が短く、ガス代が低いという特徴があります。Polygonチェーンを採用している理由として、ブロックチェーンゲームの最大の特徴とも言えるユーザー間でのアイテムの売買が円滑に行われるようにするという狙いがあると考えられます。

 

※ガス代:ブロックチェーン上で取引を行う際にかかる手数料

 

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』の2つのトークン

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』では、Metaverseトークン(MVトークン)とRONDトークンの2種類の独自トークンを発行しています。MVトークンはこのゲームのガバナンストークンにあたり、保有することでゲームの運営方針に関する投票への参加権などが与えられます。さらに、MVトークンをステーキングすることでRONDトークンやゲーム内で使用できるNFTが付与される他、オシャレ装備と呼ばれるゲーム内の装備を割安で購入できる機能や、パワーアップする権利などが与えられます。

 

※ガバナンストークン:保有することで、その保有量に応じてコミュニティでの投票権が与えられるなど、運営に参加するためのトークン

※ユーティリティートークン:ゲーム内通貨として使用されたり、ユーザーに報酬として支払われるトークン

 

一方でRONDトークンはユーティリティトークンにあたり、ゲーム内で使用できる通貨miniRONDと交換することでゲーム内でのアイテム購入などに使用できます。

 

NFTとして販売されているアイテム

2023年2月時点で、NFTとして販売されているアイテムはキャラクターに装着できる「オシャレ装備」とメタバース上の土地である「LAND」の二つです。

 

オシャレ装備はゲーム中では手に入れることができない強力な装備です。また、その名の通り装備のビジュアルもデザイン性の高いものになっており、「オシャレ」を楽しむことができます。オシャレ装備はOpenSea、及び公式サイト内のマーケットプレイス「GENSOマーケットプレイス」で販売されており、購入したオシャレ装備はゲーム内にインポートすることで使用できます。現状装備はインポートのみ可能で、ゲーム内の装備をエクスポートして販売することはできません。

 

画像引用元:GensoKishiOnline – Collection | OpenSea

 

LANDは今後様々な活用方法が展開されていくと発表のあるメタバース上の土地です。公式サイト内のLAND Viewerというページから、メタバース空間の全体のマップを確認することができます。

 

画像引用元:https://jp-land.genso.game/home?currentX=-590.540501449769&currentY=-1812.5282861272985&zoomScale=1.866065983073615

 

トークンエコノミクス

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』内でのトークンの動きは以下画像の通りです。

 

画像引用元:https://genso.game/pdf/LAND_UGC_Mall_MarketPlace_JP.pdf

 

ユーザーがUGCを通してトークンを受け取ることができる点が一つの特徴と言えます。

 

UGCとは、User Generated Contentsの略で、ゲーム内でユーザーによって制作されたコンテンツを指します。『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』では、今後、装備を初め、LANDに配置できるアイテムなど、ユーザーがコンテンツを制作することができる仕組みの導入が予定されています。

 

トークンエコノミクスの設計や他ブロックチェーンゲームとの比較を知りたい場合は、コチラの記事をご覧ください。

 

コミュニティの運営の仕方

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』のコミュニティはDiscord上で運営されています。

 

Discordサーバーの参加者は2023年2月時点で5万人を超えており、世界中のユーザーが参加しています。また、公式ツイッターのフォロワーは約10万人で、主に英語で情報発信を行っています。

 

その他『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』が使用している媒体としては、Medium、YouTube、Facebook、言語別のTelegram、公式LINEがあります。

 

運営体制

開発・運営チーム

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』は、その運営メンバーも注目されています。運営には、大手ゲームソフト制作会社である株式会社レベルファイブ顧問の加藤雅樹氏や、元LINE株式会社代表取締役社長の森川亮氏、俳優の水嶋ヒロ氏などが参画しています。

 

画像引用元:https://genso.game/pdf/WhitePaper_genso_JP.pdf

 

画像引用元:https://genso.game/pdf/WhitePaper_genso_JP.pdf

 

さらに、公式サイトでは、Polygon、BYBIT、Coincheckをはじめとした多くの企業がパートナーとして紹介されています。

 

画像引用元:https://genso.game/ja/

 

運営期間

2021年12月から、公式Discord、Twitter、Telegramでの発信や広報活動を開始しており、2023年2月時点で運営期間は1年3ヶ月となっています。

 

約11ヶ月の情報発信、コミュニティ形成、クローズドテストの後、2022年11月30日に正式版がリリースされました。

 

正式版がリリースされるまでの1年3ヶ月の間に実施された施策の詳細(時系列での流れや効果の分析)に関しては、コチラの記事を参照していただければ幸いです。

 

マネタイズ

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』におけるマネタイズは、LANDを始めとしたNFTの販売益と、GENSOマーケットプレイスでの取引手数料があります。

 

将来的にはメタバース空間で仮想通貨を使用して商品の売買が行えるGENSOショッピングモールへの出店料もマネタイズポイントとして期待できます。

 

NFTの販売益

運営は、ゲームで使用する装備や、メタバース上の土地LANDをNFTとして販売しています。

 

特にメタバース上の土地については今後LANDだけでなく、ESTATE、LANDMARKを加えた3種類で展開されていく予定で、それぞれ土地の広さやマップに設置できるモデルデータのデータ容量に差があります。

 

広大な土地でオリジナルのゲームを構築したり、箱庭サイズの空間を飾りつけて友人を呼んだり、メタバース空間の用途によって使い分けることができ、一つのマネタイズポイントとなると考えられます。

 

GENSOマーケットプレイスでの取引手数料

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』公式サイト内のGENSOマーケットプレイスでの取引に対する手数料もマネタイズポイントの一つです。使用する通貨ごとに手数料の割合が定められています。

 

画像引用元:https://genso.game/pdf/LAND_UGC_Mall_MarketPlace_JP.pdf

 

将来性

『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』は将来的に盛り上がっていくのではないかと考えています。

 

MVトークン、RONDトークン共に十分な使い道が用意されており、ユーザーにはトークンを売却する以外にも多くの選択肢があるため、極端に売りが強くなることを防げるのではないかと考えます。

 

さらに、元々世界でも人気のあるゲームタイトルであるということで、ゲーム性には評判があります。そこにトークンエコノミクスや、UGCといった要素が加わることでさらにユーザーを惹きつけることができるのではないでしょうか。

 

加えて、単純なメタバース空間を提供するだけではなく、『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』というビッグタイトルを軸にメタバース空間を展開しています。これにより、ゲームをプレイするために集まった人々がメタバース空間を利用し、利用者が増えることで事業者も参入してくるというネットワーク効果が生み出されるのではないかと考えています。

 

さらにメタバース空間が盛り上がることによって、アバターの見た目を変更することができるオシャレ装備や、ユーザーが装備を自ら創作、販売できるという要素の魅力をさらに引き立て、素材を集めることが『元素騎士オンライン〜META WORLD〜』を継続的にプレイするモチベーションとなっていき、メタバース空間とゲーム内での経済圏が構築されていくと考えられます。

この記事を書いた人

EY Strategy and Consulting入社後、グローバル案件を担当する。YouTuberのコスメディレクターや広告運用を経験後、Web3領域でゼロスリー(株)を創業。ソフトバンクアカデミア14期生。

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