NFTプロジェクト『colorful』をアート経験ゼロの僕が10日間で100枚売り上げた道筋!

投稿日:2023年3月16日 | 最終更新日:2023年5月29日

今回はアート初心者の大学生である私が立ち上げたcolorfulという個人プロジェクトをご紹介します。たった10日間で100枚以上の売り上げ、17日でtwitter1000人フォロワー達成、3ヶ月も経たないうちに売上高2.5ETHを超えるまでの重要なポイントを徹底解説します。

 

1.自己紹介

初めまして、ゆいと申します。

 

私は大学生のNFTクリエイターです。大学は美術系ではなく、これまでにも芸術や美術などのアートの勉強は一切したことのないアート初心者です。

 

しかし、時々絵を描くことがあったので、大学生になって間も無くアパレルブランドを立ち上げ、デザインをしていました。

 

そんな中で、「絵を描くなら、NFTアートとかやってみたら?」という一言を聞き、3日後にはNFTを始めることになりました。

 

結果的に、NFTアートを始めて10日間で100枚以上、約1.5ETH(約37万5000円)売り上げることに成功しました。

 

全て計算して出た成果ではありませんが、今となっては自己分析をして明確にこの成果を出せた理由がわかっているため、この記事でその全てを述べます。

 

https://opensea.io/collection/colorfulyui

 

2.プロジェクト『colorful』の設計

NFTという言葉を知ってから1日はNFTの概念について調べ、残りの二日間はどのようなアートを作るかを考えました。

 

日本のNFT業界を見渡すと、アートというより、イラストが人気だということが分かります。私の技術ではシンプルなイラストで挑戦するのは厳しいと感じたため、見た目以外の魅力を作ることにしました。

 

その魅力とはズバリ「キャラクターを作って性格をつける」というものです。

 

コンセプトを「個性を大切にする」というものにし、私の作る全てのキャラクターに3つの性格・特徴を加え、作品のdescriptionという詳細を書く欄に記入することにしました。

 

そうすることで、絵としての魅力だけでなく、「自分に似ている」「あの人に似ている」というように捉えてもらえたり、キャラクターの性格を知ることで愛情が湧いて魅力を感じてもらえたりすることができます。

 

そして、2022年のNFT業界で人気なのは女性の可愛いイラスト、いわゆる萌え絵であったため、あえてまだそこまで普及していない「ポップなイラスト」を意識した絵柄にしました。

 

普段描く絵は下の左側のような絵柄でしたが、NFTの市場を意識して下の右側のような絵柄にし、誰がみても「あの人の絵だ」と感じてもらえるよう特徴を持たせたものにしました。

 

 

同様に覚えてもらうという点と、「個性を大切にする」という思いを、「一人一人の色を大切にする」という表現に合わせて、カラフルな色使いを意識し、プロジェクト名を「colorful」に決定しました。

 

「colorful」OpenSeaリンク(https://opensea.io/yui_colorful/created

 

3.マーケティング方法

上記したような施工プロセスを基にプロジェクトの設計を固めたところで、次にマーケティング戦略を考えていきます。

 

マーケティングはTwitterで行うのが最も効果的です。人気クリエイターから駆け出しクリエイター、コレクターの方々は全員Twitterを利用しているからです。

 

そして、最も効果的なマーケティングはTwitterのスペースという音声を使ったリアルタイムで会話できる機能を活用して多くの方々に知ってもらうことです。

 

ここで重要なのが、スピード感です。具体的に言うと、NFT初心者の肩書きが消える前に自らの認知拡大を図ります。

 

NFTアート業界は3ヶ月も経てば初心者ではなくなってしまいます。

 

「NFTを今日始めました」と言うと、多くの人たちに歓迎してもらうことが出来ます。これが初心者という肩書きがなくなることで、「知らない人が急に宣伝しにきた」と、あまり歓迎されなくなります。

 

初心者の間に、どれだけ多くの人たちとスペースで話し、どれだけ多くの人たちに知ってもらうかが重要です。

 

私はTwitterをしたことが無かったため、0人フォロワーからのスタートでしたが、わずか17日で1000人を突破しました。

 

私のNFTアカウント(@yuikun901)

 

NFTアートのマーケティング指標

 

NFTアートは以下の条件を加味して購入者は買うか否かを判断します。

  • アートとしての魅力
  • コンセプトに対する共感
  • 面白さ
  • クリエイターへの興味

 

colorfulをこれに当てはめると

  • 誰でも可愛いと感じてもらえるような絵柄
  • 誰もが共感できる「個性を大切にする」というコンセプト
  • キャラクターに性格をつけるという面白味
  • 大学生でNFTを知り、3日後に始め、スペースに上がって積極的に行動するというインパクト

 

これらが全て重なり、多くの人たちに興味を持ってもらうことができました。結果的に毎日10枚以上が売れ、10日間で100枚以上の売り上げを達成することができました。

 

4.展開のコツ

スペースで初心者という肩書きを利用して抜群のマーケティング効果が見られるのは長くて2週間程度です。この業界では同じことをひたすら継続するという行為は、じわじわと存在感が薄れていくことを意味します。

 

ひたすら新しいことを展開していくことが重要になります。

 

私は短い期間でスペースを活用することで、多くの方々に知ってもらうことができました。

 

それによってある方から企画への招待をして頂いたり、オークションをしたり、新しいシリーズの展開や有名クリエイターとのコラボなどを積極的に取り組むことができ、「成長」を続けました。

 

新シリーズ「colorful tension」               コラボ作品「mavie」

 

買う人はクリエイターが今後も活動してくれるのか、これから有名になるのかどうか、という点も意識してアートを購入するため、「成長」を見せることはコレクターの購買欲求を掻き立てることに繋がります。

 

NFT業界で活動すると、未開拓のステップや新しい企画が次々と現れるため、一つ一つに間髪入れず、挑戦することで売り上げを安定させることができます。

 

5.今後の展開

まだまだ挑戦することがたくさんあります。その一つとして、NFT活動をしている中で3人でのグループ展に招待されたため、2023年2月現在はデジタルだけでなく、アナログのキャンバスアートの制作に打ち込んでいます。

 

日々新しいことに挑戦し続け、存在を主張し続けることを意識して活動していきます。

 

6.まとめ

今回の記事では、NFTアート業界で重要なことはアートのレベルよりも、まずはマーケティングだということを述べました。

 

また、マーケティングをする中で、どんな人がどんな思いで活動しているのかを主張することが、NFTを販売する際に大切なことなのです。

 

逆に言えば、絵を描くことが得意ではない人でも、マーケティング次第で売り上げを出すことができる面白い業界です。

 

日々新しいことに挑戦するうちに、NFTアート以外の分野にも挑戦する機会も増えるため、NFTアート業界に収まらず、多くの場面で活躍することができると思っています。

 

NFTアートはまだまだ知られていない分野ですが、誰でも楽しい体験ができる場だと思うので、皆さんもNFTアートにぜひ挑戦してみましょう!

この記事を書いた人

EY Strategy and Consulting入社後、グローバル案件を担当する。YouTuberのコスメディレクターや広告運用を経験後、Web3領域でゼロスリー(株)を創業。ソフトバンクアカデミア14期生。

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