この記事では、国内でトップの盛り上がりを見せる日本発のプロジェクト「遊戯苑」についての様々な情報をお伝えしていきます。
当記事を読むことで、遊戯苑の全体像とその魅力・将来性について把握できますのでぜひご覧下さい。
概要
画像引用元: ¥u-Gi-¥n(遊戯苑)公式サイト
遊戯苑は、2つのチームによって運営されています。
- TNZ NFT DAO
- ¥u-Gi-Labs
TNZ NFT DAO
画像引用元: https://tnz-nft.io
TNZ NFT DAOとは、NFT関連のプロジェクト支援・育成を目的とした活動団体です。
企業活動
- NFTプロジェクトの企画・開発・運営
- NFTプロジェクトのマーケティング支援
- NFT関連イベントなどの企画・運営
「TENNOZ TOKYO-東京 天王洲エリア」を中心にクリエイティブやマーケティングのNFTプロジェクト開発や国内外マーケティング、PRなどのサポートを行っています。
また、大手の株式会社博報堂が出資している株式会社スパイスボックスが、ソーシャルリサーチ・PR戦略パートナーとして参画しています。
プロフェッショナルな人材が協調して活動し、大手企業との繋がりが見られることから信頼のある団体とされています。
¥u-Gi-Labs
画像引用元: https://yu-gi.io
¥u-Gi-Labsとは、東京で活躍する90年代・80年代生まれの以下のようなメンバーが集まったメタバース・クリエイティブ・ユニットです。
- 3DCGアーティスト
- アートディレクター
- クリエイティブディレクター
- エンジニア
- デザイナー
- 音楽家
アニメや漫画、ファッション音楽などの遊戯を再解釈し、世界へ提供しています。
現役クリエイターなどが多く参加してるため、web3のトレンドをうまく捉える創作を見せてくれています。
画像引用元:https://yu-gi-yn.com/en
遊戯苑のコンセプトはTOKYO CULTUREと拡大するWeb3の可能性を繋ぐ架け橋になることです。メタバース上でユーザー同士が交流し、TOKYO CULTUREによるデジタル経済圏の確立を目指しています。
遊戯苑は8,888体のジェネラティブNFTコレクションを展開しており、以下のようなエンターテインメントと仮想通貨を統合したサービスを展開しています。
- ゲーム
- マンガ
- アニメ
- ファッション
- 音楽
ストーリー
デジタル経済規範が現実経済規範を超えた2056年。
この時代には、世界を支配している「APES」とデジタル資産を持つことができず、地下で暮らすことを余儀なくされた「FUNGIBLES」が存在します。
APESは東京・渋谷を買収し、メタバースにCENTRAL SHIBUYAを再建。そこにはAPESのみが入場が許されている「遊戯苑 ¥u-Gi-¥n」という場所があります。
FUNGIBLESの少年少女たちはAPESに扮して武装し、遊戯苑 ¥u-Gi-¥nに侵入。かつての遊戯を取り戻すためにRe:HACKプロジェクトを開始します。
参考:遊戯苑公式サイト
全体のプロジェクト設計
遊戯苑のロードマップ
2022年に遊戯苑はリリースされ、 TOKYO CULTURE EXHIBITIONの主催や、東京渋谷と京都のIRLイベントに参加をしています。
その後、バーチャルスペースを充実させ、フィジカルグッズの販売や、漫画・アニメなどの様々なメディアへの展開でブランド力を強化していきます。
2023年内に天王洲と渋谷でTOKYO CULTURE EXHIBITIONを開催、2024年にはレジデンス地域のオープンを予定しています。
遊戯苑は機械によってアルゴリズム的に自動生成されるジェネラティブNFTを発行しています。
画像引用元: https://yu-gi-yn.com/en
顔、頭、服装、アクセサリなどの複数のパーツがランダムに組み合わせられた8,888体が発行されています。
デザインのクオリティは非常に高く、SNSなどのアイコンに利用する「PFP」として利用されることが多いです。
また、8,888体のキャラクターにはそれぞれレア度が設定されています。
画像引用元: https://yu-gi-yn.com/en
この個性豊かなデザインには、排出率のパーセンテージが示されており、排出率が低いキャラクターはレアであるため、高い価値が付けられます。
デザイン性や見た目だけでなくどのパーツが使われているのか、どのキャラクターが使われているのかという点でも楽しむことが出来るコレクションなのです。
画像引用元:https://opensea.io/collection/yugiyn-official
2022年10月12日から販売され、現在2023年2月の時点で総取引額が4,068ETH(約8億8549万円)を超えています。
最初の販売は0.0777ETH(約1万7000円)でしたが、11.5ETH(約250万円)の価格で取引されるほど価格は高騰しています。
国内では、日本を代表するファッションセレクトショップ「BEAMS」を率いる設楽洋さんや、UVERworldのボーカルTAKUYA∞さんが遊戯苑のNFTを購入したことで話題になりました。
遊戯苑のNFTを手に入れることで得られるメリットはPFPとして使えることや二次流通にだせることだけではありません。
遊戯苑ホルダー専用のメタバース空間が提供され、以下のような遊戯を楽しむことができます。
ゲーム
画像引用元::https://yu-gi-yn.com/en
ホルダーとゲストに多種のインタラクティブなゲーム体験が提供されます。ゲームを楽しみながら遊戯苑の世界で使えるコインやその他の特典を獲得できます。
ショッピング
画像引用元: https://yu-gi-yn.com/en
メタバース内で使用できるアバターやアイテムや、現物商品などを入手することが出来る、web2ブランドとweb3を繋げるショッピング体験を提供しています。
クラブ
画像引用元::https://yu-gi-yn.com/en
日本のローカルイベントからグローバルイベントまであらゆるイベントをデジタルスペースで実現し、音楽やトークを楽しむことができます。
イベント
そして、遊戯苑は国内にとどまらず、海外プロモーションに力を入れています。
2022年10月には、NFTプロジェクト支援団TNZ NFT DAOの協力の元、22日から23日の2日間で「TOKYO CULTURE EXHIBITION」を開催。
画像引用元:https://tnz-nft.io/jp_01
日本のカルチャーに影響された海外プロジェクトの「CyberKongz」
や世界で注目されている日本発のプロジェクト「Neo Tokyo」などが参加しました。
日本と世界のNFTプロジェクトのコラボを実現させる重要なイベントとなりました。
広報の仕方とそのインパクト
マーケティング活動は主にTwitterを通して、英語圏向けのマーケティングを行っています。
2023年2月時点での遊戯苑アカウントのフォロワーは84,462人です。
また、¥u-Gi-Labsと、TNZ NFT DAOそれぞれにもTwitterアカウントが存在し、¥u-Gi-Labs は2,901人、TNZ NFT DAO は909人です。
マーケティングは、TNZ NFT DAOによって遊戯苑アカウントの戦略設計を行うことで最大限のプロモーションを行っています。
TNZ NFT DAOの専門であるマーケティングは、遊戯苑のプロジェクトを分析し戦略の設計
参考画像: https://tnz-nft.io
また、SNSの定量的な話題量、フォロワー、SNS/PR疑似などのメディア露出状況をデータで分析してプロモーション計画を策定しています。
参考画像: https://tnz-nft.io
また、NFT関連のメディアやインフルエンサーネットワークを活用したPR支援を行っています。
参考画像: https://tnz-nft.io
運営体制
遊戯苑は前述の通り、TNZ NFT DAOと¥u-Gi-Labsによって運営されています。
TNZ NFT DAOの役割は以下の通りです。
- ビジネスデザイン
- マーケティング/IR
- ファイナンス
¥u-Gi-Labsは以下の9名のメンバーが中心となって運営されています。
- Rey: デザイナー
- Nii: デジタルアーティスト
- Suny: クリエイティブディレクター、ラッパー
- Yong+Goh:クリエイティブユニット
- Rock: グローバル&NFTマーケターNanako:ブロックチェーンエンジニア
- Hachi: コメディアン
- Q: AIエンジニア
¥u-Gi-Labsの役割は以下の通りです。
- ブランドデザイン
- クリエイティブ開発
- エンジニアリング
上記のメンバーを加え、全体で約40名体制で運営しており、14名がクリエーション、プロジェクトマネージメント等を担当しています。
また、日本人だけでなくグローバルなメンバーが揃っているのが特徴です。
主要メンバーのRockさんは、博報堂グループのデジタルマーケティングの副社長を勤めており、デジタル×ブランドIPに携わっていた実力者で、最先端の技術を用いたプロジェクトを開発しています。
マネタイズ
今後、メタバース空間が提供されることによって、新たな経済圏が構築され、収入源が増えていく予定です。
具体的には既に需要が高まっている海外の方にコンテンツやグッズを買ってもらう越境ECをクリプトベースにスライドする事業の展開や、web3ならではのコンテンツ体験を掛け算して構築していくようです。
他にも、ゲームやクラブなどのイベントが充実することで、さらなるマネタイズが可能になると考えられます。
将来性
この記事では遊戯苑の全体像とその魅力について解説しました。
これまでに無かった「世界観」から作り上げている、デザイン性やクオリティの高いNFTプロジェクト遊戯苑の概要を知りどう感じましたか?
ジェネラティブNFTが成功し、注目を浴びている水面下では、さまざまなコンテンツの構築が行われています。
日本のNFTプロジェクトの中でも、メタバース空間を使ったコンテンツ提供の充実度は群を抜いていると考えられます。
具体的なロードマップと現実的かつ理想的なビジョンを掲げる遊戯苑には期待が高まるばかりですね!