NFTプロジェクト『電殿神伝（DenDekaDen）』とは？特徴や実態を徹底調査！

投稿日：2023年3月16日 | 最終更新日：2023年5月29日

今回は電殿神伝（DenDekaDen）というNFTプロジェクトをご紹介します。

 

目次
  1. 話題になった経緯
  2. 概要
  3. おみくじNFTの仕様・使い道は？
  4. 広報の仕方とそのインパクト
  5. 運営体制
  6. マネタイズ
  7. コミュニティの実態調査
  8. 将来性

話題になった経緯

概要を話す前に、まずは話題になった経緯を軽くおさらいしましょう。

 

電殿神伝は、2023年の年明け直後（1月1日の00:00~07:28）におみくじNFTのallowlistを配布し、その後の07:29から当該NFTのミントを開始しました。

 

NFTの価格はゼロ（自分が指定した金額分だけ払う）に設定されており、756個限定でミント（発行）されたNFTの価格はたちまち高騰。

 

このような背景があって、クリプト界隈で話題に上がったのが始まりです。

 

 

概要

一言で表すと、まだまだ謎の多い謎なNFTプロジェクトです。

 

ただし世界観や目的は設定されているので、まずはそこら辺の情報を詳しく解説しますね。

 

世界観

公式サイトを見てみると、神社（および神道）をモチーフにした世界観を展開していることが分かります。

 

プロジェクトのキャッチコピーは「あなたが誰かを神にする」とされており、ここからも神様的なコンセプトに基づいたプロジェクトであることが読み取れますね。

 

以下が公式ページのトップ画面です。英語で『our beliefs create gods.（あなたの信念が神たちを作る。）』と記載されています。この場合は、『信念』ではなく『信仰』や『祈り』という訳の方が適切でしょうか。

 

電殿神伝とは、Lightning Shrine God’s Legend（直訳で、雷神社の神の伝説）という意味らしく、どうやら雷に関連する世界観であることも読み取れますね。

 

 

目的

電殿神伝の目的は、何らかのミッションを達成するために選ばれた精霊たちを、コミュニティの祈りの力で神に進化させてあげることです。

 

精霊とは、公式Twitter（@DenDekaDen）にフォローされている以下の7人を指しています。

 

・夜在（@yoooalk）

・Taylor（@misterbigbagz）

・MoMo（@momotarobeer）

・飛沙人（@hisato_su02）

・Bene（@Bene_dicteggs）

・Megna（@iamlovemonster）

・こひる（@kohiru_0729）

 

彼ら彼女らは時々意味深なツイートをしたり、電殿神伝公式Twitterの拡散RTをしたりします。

 

この7人を神にしてあげることが電殿神伝の目的として掲げられています。ではどうやったら神にできるのか？

 

答えは、彼ら彼女らのTwitterアカウントのフォロワーを増やすことです。

 

フォロワーが増えたアカウントは、見た目が変化します。

以下画像は精霊の1人であるMomoの姿が変化する様子を表したものです。

 

 

おみくじNFTの仕様・使い道は？

2023年の元旦に配布されたおみくじNFT（正式名称はDenDekaDen Genesis Omikuji）については、現段階では具体的な使い道が明かされていません。

 

おみくじには凶、末吉、吉、中吉、大吉、大大吉が用意されており、大大吉については1精霊1枚しか存在しない超レアとなっています。

 

おみくじの結果が今後のアクティビティに活用されるのかについても全く言及されていない状況です。

 

2023年1月時点、OpenSeaでのおみくじNFTのフロアプライス（最低売値）は2.05ETHを記録しており、ほぼ無料でミントできたNFTとしてはかなりの収益率となっています。

 

 

 

広報の仕方とそのインパクト

広報活動は主にTwitter（＠DenDekaDen）、コミュニティ活動はDiscordで行われています。

 

立ち上げ初期はTwitterにてALLOWLIST（プロジェクトのNFTを優先的に購入できる権利、一般的にはALと略される）の配布イベント（一般的にはGiveawayと呼ばれる）を多数開催し、認知の拡大を図っています。

 

このGiveawayは、他のNFTプロジェクトあるいはインフルエンサーとのコラボという体裁を取って行われています。具体的な例は以下の通りです。

 

  • Anifam NFTコラボのTweet：約220RT、240いいね（参考リンク）
  • 1MinuteコラボのTweet：約500RT、540いいね（参考リンク）
  • クリプト界隈インフルエンサーのおにぎりまん氏とのコラボ（参考リンク）

 

ある程度の注目度が集まったところで、NFTおみくじの配布を行いました。

NFTおみくじの配布を発表したツイートは以下のとおりです。

 

 

運営体制

運営チーム

電殿神伝のチームメンバーとしては、以下の方々が関わっているようです。

 

 

運営期間

2022年12月12日からTwitterでの発信や広報活動を開始しており、2023年1月時点で運営期間は1ヶ月となっています。

 

2022年中は精霊たちのTwitterアカウントの登場、ALLOWLISTのGiveawayを複数行うといったコミュニティ形成活動を行った後、2022年12月28日におみくじNFTを発表しています。

 

マネタイズ

NFTの販売

電殿神伝は2023年1月時点において、あまり情報を公開していません。

従って明確なマネタイズのポイントも方法も不明です。

 

唯一のマネタイズポイントとして挙げられるのはおみくじNFTの販売です。ALを配布したユーザー、およびパブリックセールに参加したユーザーが、おみくじNFTの購入のためにETHを支払います。

 

ただし、このおみくじNFTは実質タダでミント可能（ユーザー側が払いたい額を払うというお賽銭のようなシステム）であり、大きな利益を生み出してはいません。

 

結論としては、現段階では電殿神伝の運営は積極的なマネタイズを行っていない状況です。

 

おみくじNFTのミントに関する詳細を記載しているツイートは以下の通りです。

 

 

コミュニティの実態調査

電殿神伝は、Discord、Twitterを主なコミュニティ活動の場としています。

 

以下より、それぞれのプラットフォームにおけるコミュニティの動向を記載していきます。

 

Discord

結論、良い意味でかなり特徴的なDiscord運営だと言えます。

 

Discordにおける総合モデレーター的な役割をしているのが以下画像に示している『mico』というアカウントなのですが、まず喋り方が独特です。

 

最初にDiscordに入った時にはこの喋り方に面食らって、「なんかヤバそうな場所に迷い込んじゃった…」みたいな感情になりました。

 

公式のアナウンスは英語、中国語、日本語の3か国語に対応しています。

 

コミュニティ内の交流は基本英語で行われる想定で運営されており、補助的に各言語に特化したチャンネルがあります。

 

2023年1月時点では、『日本語 > 中国語 > その他の言語』の順で盛り上がっていますね。

 

Twitter

Twitterでは公式Twitter（@DenDekaDen）の発信と各精霊たちの発信を元に交流が行われています。

 

特に公式Twitterでは、以下のようなアクティビティを発信しています。

アクティビティの勝者には好きな精霊のおみくじNFTの配布が行われるようです。

 

 

 

将来性

今回は電殿神伝（DenDekaDen）というNFTプロジェクトをご紹介いたしました。

 

まだ不明瞭な点が多い謎に包まれたプロジェクトですが、おみくじNFTの使い道や世界観の深掘りなど、今後新たな要素が出てくるのが期待できます。

 

関心が深まった方は、ぜひ公式Twitter（@DenDekaDen）やDiscordサーバーを覗いてみることをおススメします。

 

また、公式Twitterの方でAMA（音声での情報発信）も行っているようなので、こちらも聞いてみると良いと思います。

 

この記事を書いた人

EY Strategy and Consulting入社後、グローバル案件を担当する。YouTuberのコスメディレクターや広告運用を経験後、Web3領域でゼロスリー(株)を創業。ソフトバンクアカデミア14期生。

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