日本で一番勢いのあるプロジェクト「Galverse」の全貌!NFTをアニメ化⁉︎

投稿日:2023年3月16日 | 最終更新日:2023年5月29日

この記事ではNFTアートに興味があるなら知っておくべき日本のNFTプロジェクト「Galverse」が生まれた経緯や、日本のプロジェクトでは類をみないさまざまな実績や魅力、将来性についてわかりやすくまとめています。

 

1. 概要

Galverseとは、クリエイターの草野絵美さんとアニメーター・ビデオディレクターの大平彩華さんの2人が中心となって作られている日本初のジェネラティブNFTコレクションです。

 

Galverseとは、「ギャル」と「メタバース」「ユニバース」を掛け合わせた造語です。

 

Galverseは、プログラミングにより自動で各部位のパーツが組み立てられて作られているジェネラティブNFTです。

 

デザインは1980年〜90年代の昭和アニメ調のギャルで、どこか懐かしさを感じる可愛い作品です。

 

OpenSea:https://opensea.io/collection/galverse

 

コンセプトは、8,888体のギャルが世界の人々と文化に平和をもたらすという使命を果たすというもので、最終的にはアニメ化を目指すNFTコレクションです。

 

2022年4月14日に8,888種類の作品が販売され、その後すぐに完売し、販売開始から4時間で総取引額が1,000ETH(約1億4400万円)を超えました。

 

さらに、日本発コレクションで初めて、OpenSeaの24時間ランキングで世界一位を記録し、現在2023年2月の売上高は5,902ETH(約12億9000万円)を超えています。

 

2. 設計

デザインは大平綾華さんが手掛けており、魔法少女アニメや、AKIRA・攻殻機動隊などのSFアニメに影響された画風となっています。日本だけでなく海外でも大きな反響を呼びました。

 

 

まだ日本では当時のNFT市場があまりに小さかったため、海外へのアプローチがこのプロジェクトの鍵となりました。

 

Galverseのキャラクターたちには性別が存在しません。知らず知らずのうちに刷り込まれた固定観念を壊し、当たり前に差別や障壁がない世界をコンセプトにしているのです。

 

このように、アートとしての魅力と、共感を生むコンセプトをうまく噛み合わせることで、Galverseは一つ頭の抜けた結果を出すことができました。

 

Galverseの最終目標はアニメ化ですが、目標達成までのプロジェクト設計を公開しています。

 

  • NFT保有者に保有しているキャラクターの限定アートの特典
  • 草野絵美さんと大平彩華さんによるGalverseのテーマソングの制作
  • 限定の漫画制作
  • VTuber活動
  • ステッカーやフィギュアといったグッズなどの制作

 

このようなロードマップを見て、NFTコレクターはユニークな体験が得られるのか、将来性が感じられるのかを判断します。

 

プロジェクトに共感してNFTを購入してもらうことにより、資産に流動性のあるクラウドファンディングのような形で応援することができるのです。

 

3. 広報の仕方とそのインパクト

twitterを利用してプロジェクト開始当初から海外向けに英語を中心に発信し、海外コレクターへのアプローチに成功していました。

 

日本のNFTプロジェクトを海外向けに発信する方法論が確立していなかったため、手探り状態の中、草野絵美さん得意の英語を活用してTwitterのスペース機能でGalverseの魅力をアピールし続けていたのです。

 

アローリストという先行購入券を、親和性の高いコミュニティに拡散していく段階では、アジア系の方によって創設されたコミュニティや女性が創設した多様性のあるコミュニティにアプローチをかけていました。

 

Galverseのイベントをニューヨークで開催した時は、様々な人種で、ジェンダーバランスも取れていたため、Galverseに興味を持つ人々の層が広いということが分かります。

 

4. 運営体制

Galverseの立ち上げメンバーはオーストラリア人2名、日本人2名の計4名で、大まかな役割は以下の通りです。

 

 

Galverseはキャラクターとコンセプトを明確にして世界観のみを提示し、そこからはNFT所有者のコミュニティメンバーと共に作っていくプロジェクトです。

 

5. マネタイズ

当初8,888体の販売をして、多額の資金を手に入れることができました。それ以上の販売はしておらず、日々二次流通が出回ることで売り上げが上がっている状態です。

 

 

概要で述べたように、現在2023年2月の売上高は5,902ETH(約12億9000万円)です。

 

アニメ化に向けた制作における資金は十分に集まっているため、目標に向かって真っ直ぐ活動しています。

 

6. 将来性

日本のプロジェクトでありながら、日本人だけでなく、多くの海外コレクターがGalverseを所有し、応援しています。

 

世界を巻き込んで、日本のアニメを制作するという大きな目標に向かうこのプロジェクトには将来性があると考えられます。

 

アニメ化が実現することで、世界に8,888体しか存在しないキャラクターのNFTの価値も高騰することでしょう。

 

また、アニメ化を実現することができた場合、その後の展開にも注目です。

 

資金も十分に調達済みで、日本を代表する大きなプロジェクトであるため、これからが非常に楽しみですね。

この記事を書いた人

EY Strategy and Consulting入社後、グローバル案件を担当する。YouTuberのコスメディレクターや広告運用を経験後、Web3領域でゼロスリー(株)を創業。ソフトバンクアカデミア14期生。

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